4月から芸能関係も労災の対象に
フリーランス(個人事業主)として働く芸能従事者が4月1日から新たに労災保険の特別加入制度の対象となるのを前に、落語芸術協会などが、芸能従事者の加入申請の受け付けや保険料の管理などを行う「特別加入団体」を設立する。
団体名は「全国芸能従事者労災保険センター」。加入対象は全国で活動する俳優、ダンサー、漫才師などの実演家や演出家、舞台スタッフら芸能分野でフリーランスとして働く人たち。4月中に東京労働局から団体としての承認を受ける見通し。
フリーランスは雇用関係がないため仕事でけがや病気になっても労災保険による補償が得られない。特別加入制度は建設業の一人親方など、働き方が労働者に近い人を対象に労災保険への加入を任意で認める。自身で保険料を払えば補償が受けられる。
センターへの加入申し込みや問い合わせはウェブサイト、https://geinourousai.org/ へ